お宮参りは、赤ちゃんが産まれて家族で行う最初の行事です。初めてお宮参りをするという方々のために、お宮参りを行う時期、場所、準備関係をまとめました。
大切な行事なので、ぜひチェックしてお宮参りに備えてください。
お宮参りとは
お宮参り(初宮参りとも呼ばれる)は、赤ちゃんが無事に生誕1か月目を迎えたことを産土神に感謝して報告する行事です。
はるか昔、日本では出産は汚れたものとして、産婦は忌み明けまでさまざまな行動を制限されていた時代があったそうです。もちろん今でもそれが信じられているわけではありませんが、そういった風習的なものや、産後であるお母さんの身体の負担を減らしてあげる意味もあり、お宮参りの時は夫の母であるお姑さんが赤ちゃんを抱くことが多いです。
とはいえ現在では、両親と赤ちゃんだけでお参りしたり、どちらか一方の祖父母とお参りしたりと色んなケースがあります。誰と行かなければならないという決まりはありませんので、気にせず行きたい人達と行きましょう。
お宮参りはいつ、どこで?
時期は?
お宮参りは基本的に生後1か月頃を目途に行うとされています。しかし、家族の体調や親族のスケジュールなど、日程の調整が難航する場合もあります。
お宮参りは必ずしも生後1か月で行かなければいけないというわけではありません。生後2か月、3か月でお宮参りを行ったという家庭も全然ありますので、「1か月のうちに行かなきゃ!」などとは焦らず、縁起と天気のいい日を選んでお参りしてください。
場所はどこ?
お宮参りの本来の目的は、子供が産まれたことをその土地の守り神様に報告することなので、近隣の神社にお参りすることが一般的です。
ですが、安産祈願を行った神社・寺社にお礼を兼ねてお宮参りしたいとか、里帰り中のため実家近くで済ませたいなど、色々な考え・事情があると思いますので、場所についてはそこまで深く考える必要はないと思います。
どんな準備が必要?
当日の服装について
赤ちゃんの場合
白羽二重の着物を着せた上から、祝着(いわいぎ)を羽織る形が正式だそうですが、最近ではベビードレスの上に祝着を羽織らせるという着せ方が主流です。祝着については、男の子は「熨斗目模様(のしめもよう)」、女の子は「友禅模様(ゆうぜんもよう)」が定番とされています。
ベビードレスは和装より季節や気温に合わせやすく、選択する家庭が多いです。ドレスの色は男女ともに白が一般的です。男の子はブルー、女の子にはピンクなどもよく選ばれます。
お母さんの場合
お母さんの服装は、赤ちゃんの祝着との相性を考えて、控えめな色やデザインの物を選ぶようにしたほうが良いとされています。
スカートは膝丈程度の丈を選び、ノースリーブではなく袖がある服で参拝してください。最近のお母さんは、ワンピースやセレモニースーツを選ぶのが主流だそうです。洋装の方が授乳や赤ちゃんの世話をしやすいというのが主な理由のようです。
当日は神社内を歩きますので、砂利や斜面でも歩きやすい靴を選びましょう。
お父さんの場合
お父さんの場合は、和装か礼服が候補に挙がります。
礼服は赤ちゃんやお母さんが和装でも選択できるため、和装を着るのが嫌だったり、無難な服装がいいという方は礼服で問題ないと思います。シャツは白系、シルバーなどの祝事用のネクタイ、黒の紐靴などを合せるようにしましょう。
初穂料
お宮参りを受け付けする際には初穂料が必要になります。
場所にもよりますが、大体は5,000~10,000円の場合が多いです。のし袋に「御初穂料」と記入し、当日受付で納めましょう。金額などについては神社のホームページなどで事前に確認しておいた方が良いでしょう。
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