赤ちゃんが産まれてから行う行事はいくつかありますが、一人目の時はどの行事も初めてで分からないことがいっぱいですよね。二人目以降も「どうやるんだっけ?」と忘れている場合も多いんじゃないでしょうか。
我が家でも娘が産まれて、初めて「お食い初め」を経験しましたが、分からないことが多く、ネットで調べながら行事をこなしていたことを思い出します。
今回は赤ちゃん生後100日を祝う「お食い初め」について、用意と当日の進行方法などについて紹介していきたいと思います。
お食い初めとは
お食い初めは生後100日を迎える頃に、「一生食べることに困らないように・・・」と願いを込めて赤ちゃんに食事の真似をさせる儀式のことをいいます。
我が家でお食い初めを行った時は、「なんで100日に行うんだろう?」と思っていましたが、後で調べてみると「個人差はあるが赤ちゃんの生後100日は乳歯が生え始める時期だから」と書いてあり、「はぁー、なるほどー。」と納得しました。
これは行事・風習あるあるですが、お食い初めの料理内容あるいは進行の仕方には地域によって多少違いがあることがあります。ですが、赤ちゃんが数か月間無事に成長してきたことを家族でお祝いし、感謝するという意味合いはどの地域でも同じです。
お食い初めを行うにあたって
行う時期は?
これまでにもさんざん百日祝い、生後100日などと書いているので、「もうわかってるよ!」と思われる方もいるかもしれませんが、あえて伝えます。
お食い初めを行う時期は赤ちゃんの生後100日を目途にしましょう。
ちなみに我が家は、生後100日を過ぎた直近の休日が大安吉日だったので、その日に行いました。100日ちょうどに行わなければいけないというわけではないので、家族の集まりやすい日や縁起のいい日に行うのがいいのではないでしょうか。
誰を呼べばいい?
お食い初めは、赤ちゃんが3~4か月頃という大変な時期に行うこともあり、ささやかに家族だけでお祝いすることも多いようです。特に最近では新型コロナウィルスのこともありますし、家族だけで行うというのが増えているかもしれませんね。
なお、風習的なところで言うと、その家の一番の年長者が、最初に赤ちゃんの口に箸を持っていくという習わしがあります。ですので、両親や祖父母と同居している場合は、行事への参加をお願いしてみてはどうでしょうか。
お食い初めの進め方
当日のお料理
当日の用意ですが、ちょっと大変なことが多いです。
- 3~4か月の子供を外食に連れていく
- お頭付きの鯛の調理
- お祝い膳に適した食器がない
というわけで我が家は、仕出し弁当を注文し、自宅でお食い初めの儀式を行うことにしました。 「外に出かけなくていい」+「調理済み」+「お食い初めに必要なものが揃ってる」=完璧! 料理の満足度もかなり高く、大変おすすめです!
我が家が注文したのは、「仕出し割烹 しげよし」さんの「お食い初め祝い膳」。公式HPから注文できますので、チェックしてみてください。
仕出し割烹 しげよしさんの公式HPにはこちらのリンクからお願いします。
歯固めの石とは?
お食い初めの儀式の後半に「歯固めの儀式」も行うことが一般的だそうです。その儀式に使用するのが「歯固めの石」です。
歯固めの儀式は赤ちゃんに丈夫な歯が生えることを願う儀式です。
石はお宮参りの際に神社から借用できたり、お食い初め用にといただけるケースもあります。ただしその場合、煮沸やアルコールによる消毒は念入りに行った方が良いでしょう。
先ほど紹介したお食い初め祝い膳には歯固めの石も付いていたので、我が家はそれを使用しました。
石は直接口に運ぶわけではなく、石に箸先をあてて、箸先を赤ちゃんの歯茎にあてるだけです。「丈夫な歯が生えますように」とお願いしましょう。
食べさせる順番
食べさせる順番、つまりは儀式の一連の流れです。
赤飯と吸物、鯛、おかずを交互に口に「ちょん」と当てていきましょう。吸物は水滴を唇につける感じです。
基本の流れは以下の通りです。
基本:赤飯→吸物→赤飯→焼鯛→赤飯→吸物→赤飯
お食い初め祝い膳の場合は品数が多いため少し複雑になります。
お食い初め祝い膳の順番:赤飯→吸物→赤飯→焼鯛→赤飯→吸物→赤飯→煮物→赤飯→吸物→焼鯛→赤飯→お造り→赤飯→吸物→赤飯→酢物→赤飯→吸物→福石(歯固めの石)→赤飯→吸物→赤飯→梅干し→赤飯→吸物→赤飯
今回はお食い初めについて、用意や当日の進行について紹介しました。一生に一度のお祝いなので家族みんなで思い出に残る儀式にしましょう。
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