子供の初誕生祝いをどう祝おうかと計画している時期に、両親・祖父母に「一升餅」の話を聞いたけど詳細がわからない・どうやればいいの?っていう人のために、今回は一升餅についての解説とやり方をまとめます。
実際に我が家でも一升餅を執り行った経験がありますので、参考になればと思います。
一升餅とは?
日本各地にこの一升餅という習慣は伝承されているようです。しかし、 まったく知らないといった地域あるいは家庭も多いため、必ずしも各家庭で執り行われてきた習慣ではないようです。
私の親族も一升餅のことを知ってる人と知らない人が半分ずつという感じでした。
主に子供の一歳の誕生日(初誕生祝い)の際に執り行われることが多いと言われています。
地域や家ごとの違い
一升餅は習慣の伝わっている地域や家庭ごとに、込められた意味や祝い事が様々で、それぞれの特色がみられます。
- 例1:一升と一生を掛けて一生食べ物に困らないようにと伝えられている地域・家庭。
- 例2:餅の形が丸いことから、一生丸く長生き出来るようにという願いをこめている地域・家庭。
もちろん、基本的には赤ちゃんの1歳祝いなので、赤ちゃんの幸せを願っていることに違いはありません。
呼び名も地域・家庭で様々な呼ばれ方をしており、「一升餅」の他に「一生餅」「誕生餅」「一歳餅」と呼ばれることもあるようです。
必要なもの
我が家で執り行った際に使用したものは以下の通りです。
- 丸餅(合計重量が一升分)
- 風呂敷あるいはリュック
- 選び取り用カード
「一升餅」で検索してネットで購入すると、餅への名前・誕生日記入サービスなども受けられて、上記セットが手に入るのでおすすめです。一升餅使用後のおいしいお餅の食べ方・保存方法まで教えてくれるお店もあります。
どのようにして行うか
我が家では次のように行いました。なお、用意したものは一升分の大きな餅で、表面に食紅で子供の名前と誕生日を書いてもらいました。
①風呂敷に餅を包み、子供に背負わせる。
②少し距離を置いたところに選び取りカードを置く。
③子供がズリズリと移動し、選び取ったカードで将来を占う。
選び取りの品カードについて、暗示する意味は以下の通り。
- そろばん:計算が得意、商売に向いている。
- お金:将来裕福になる。
- 筆:文学や芸術の才能あり。
- はさみ:手先の器用さを表す。衣装持ち。
- 定規:几帳面。
- 箸、米:食べ物に困らない。料理人。
- 辞書:成績優秀。
- ボール、靴:スポーツ向き。運動神経良。
以上が一升餅の解説とやり方でした。子供の初誕生祝いに一升餅をやってみたいという方、ぜひやってみてはいかがでしょうか?子供がお餅を背負っている姿は可愛くて必見ですよ。
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